Unmanned Sysytems
Concept
無人機は、平時の防災・点検・物流から、有事の警戒監視まで幅広く応用できる代表的なデュアルユース技術です。世界の一部の地域では既に、軍事・民生の双方で無人機の活用が進み、運用と開発が連動した供給体制が構築されつつあります。一方で日本では、要素技術は存在しても、部品・規格・運用のすり合わせが十分に進んでおらず、海外への依存を減らしながら柔軟に研究開発・製造を回せる体制が十分に整っていません。
加えて、無人機は従来の重厚長大なシステムとは製造思想が異なります。条件の変化に合わせて、センサー、通信、電源、推進、制御ソフトなどの構成を素早く入れ替え、短い周期で更新できることが重要になります。警戒監視だけでなく、防災、捜索救難、インフラ保全、野生動物対策、沿岸監視など、想定される用途は多岐にわたります。そのため、用途ごとにゼロから個別開発するのではなく、共通モジュールを基盤に「組み替えて最適化できる」モジュラーな設計思想とそれに合った供給網が不可欠です。
我々は、開発から製造まで1社で全てを抱えるのではなく、通信・機体・推進・センサー等の強みを持つ企業・研究者と連携し、要素技術を統合してシステムとしての最適解を模索します。また、空だけでなく海上・水中も含めた連携運用を前提として、海洋国家として強みを発揮できる領域の研究開発と実装を進めていきます。
Product
Kakeru-AP60
広域を長時間カバーする監視・観測・状況把握に適した固定翼プラットフォーム。携行・展開しやすいサイズ感を前提に、運用目的に応じてセンサー、通信、電源系を差し替え可能なモジュール構造になっている。
Kakeru-AQ10
10インチクアッドコプター。近距離での状況把握、点検、災害現場での初動確認、センサー運用などを担う。
Mizukaze
14ft USV / ISR任務。
高精度センサーで広域の監視・偵察を実行。 静粛性と機動力に優れ、即応性の高いISR任務を支援。多様な環境で安定した情報収集能力を発揮。
Kagerou
小型UUV / ISR任務。
水中での高い隠密性と静粛性を実現。 偵察・探索任務に特化し、目標に迅速かつ確実に接近。小型ながら精密なデータ収集を可能にする。
Solution
異種無人機群(UAV/USV/UUV)の
協調運用ソリューション
空・海上・水中の異なるプラットフォームを、共通の運用設計とデータ連携のもとで協調させ、状況把握から初動対応までを一体的に実現します。単体性能の最大化ではなく、役割分担と冗長性により、広域・長時間・多点での監視や、途切れにくい情報取得を可能にします。沿岸防衛、水害対策、海難救助、密漁・密輸監視、資源探査、生態系調査など、海洋国家としての多様な課題に対応します。
熊対策無人機群制御ソリューション
野生動物出没エリアでの監視・追跡・注意喚起・安全確認を、自治体や現場の運用チームが扱える形でパッケージ化します。地形・季節・時間帯で変わる出没傾向を踏まえ、運用手順、データ活用、現場教育まで含めて持続的に運用できる仕組みを整え、地域の安全と現場負担の軽減に寄与します。さらに、中長期的な規制緩和の方向性を見据え、より烈度の高い対策のための要素技術の開発にも取り組み、将来の運用環境の変化に対応できる基盤を構築します。